仕入税額控除の概要
課税事業者が納付する消費税額は、売上の消費税額から仕入に係る消費税額を控除し、税の累計を控除します。これを仕入税額控除といいます。
● 控除するその課税期間中の仕入れに係る消費税額を「仕入に係る消費税額」(控除対象仕入税額)と言います。
また、その手続きを「仕入に係る消費税額の控除」(仕入税額控除)と言います。
● 免税事業者は仕入税額控除を適用させることは出来ません。
● 仕入税額控除を行うのは、生産や流通の段階で支払いが行われるたびに発生する消費税の累積を解消するためです。したがって、他の税で行われる税額控除とは性格が異なります。納税に対する優遇措置や特典では
ないからです。
消費税の仕入税額控除は、生産や流通の段階で消費税が受け渡されるための転嫁手続きに必要なものとされています。